胃がん検診ガイドライン2014 年度版では対策型胃がん検診には認められなかった
が、内視鏡検診の質を保つためにも胃がんリスクを考慮した絞り込みは不可欠である
のは言うまでもない。JPHCのコホート研究でも胃癌発症に深く関与する因子は年齢と
H.pylori感染であることが報告されており、現実的対応として胃がんリスク層別化検
査(ABC検診)を併用した内視鏡検診が望まれる・・・H.pylori 感染者が年々減少し
ていることは広く知られているが、胃がん発症リスクが極めて低いA群が既に職検診
対象者の3/4を占めるという実態を、胃がん検診においても無視はできない。特に胃
がん内視鏡検診において、胃がんリスクを考慮した絞り込み、すなわち胃がんリスク
検診の不可避であることを強調しておきたい。