無症状のA群の方は、胃がんリスクは低いので、原則として生涯内視鏡精査の必要はありません。
ただし、偽A群(A群に混入する胃がん有リスクであるHP既・現感染)の問題があるので、ピロリ菌除菌歴などABC分類に影響を与える事項についての問診は必ず行ってください。
血清Hp抗体価陰性高値(E-プレート‘栄研’H.ピロリを用いた場合は3U/ml以上10U/ml未満)の場合は「偽A」の可能性があります。
PG値については、以下の場合は「偽A」の可能性あることが報告されています。
①PG Ⅱ≧ 12ng/ml やⅠ/Ⅱ比<4.5、高齢者の多い集団ではPGⅠ<30ng/ml
②PG Ⅰ/Ⅱ<4 以下
③PGⅠ/II 比が3 に近い場合やPG II ≧15
④PG I≦ 30 or PGII > 30 or PGI/II ≦ 2.0
「偽A」が疑われる場合は、一度は画像検査を行い背景胃粘膜診断との対比を行い、HP既・現感染の可能性が高い場合は、胃がん有リスクとして定期的画像検査の対象とします。
また、血清Hp抗体価陰性高値の場合は感染診断保留とし、他の手法でHp感染診断を行ない、陽性であれば胃がん有リスクとして定期的画像検査の対象とします。
この旨、受診者に説明してください。