既感染の完全な診断はできません。 感染が治癒すると、抗体価は徐々に低下するからです。また加齢による免疫の低下で、感染があっても抗体価は低下し、3以下になる場合もあります。したがって、HPIgGが3未満でも、感染既往が含まれている可能性は、低率ですが、あります。 3<HPIgG<10の陰性高値に感染既往が含まれる率が高いので、この陰性高値にレントゲンもしくは内視鏡の画像診断を行って、感染既往の可能性があるかどうかを診断することを推奨しています。