ピロリ菌除菌後以外でも、自然除菌や感冒等での抗生剤使用、加齢による抗体価の低下など、また、判定基準値の前後では、胃がんリスク層別化検査の判定の変動があり得ます。胃がんリスクとなるピロリ菌感染、および、感染既往の有無を確認して、生涯の胃の検査方針を決定するのが胃がんリスク層別化検査の目的です。一度でも、有リスク(B群、C群、D群)と診断された人は、その後の判定によらず、胃がん有リスク群判定が優先されます。