2015年6月に日本ヘリコバクター学会から「Hp抗体が陰性であっても低値でない場合(Eプレート‘栄研’H.ピロリ抗体Ⅱでは3U/mL以上10U/mL未満)は胃がんリスクがないと判定しないで下さい」と注意喚起された。
受診者が不利益を被らないように、現状にあった新たなABC分類の運用法を早急に示す必要があり、栄研化学株式会社の後援により、学会などの団体を母体としない「ABC分類運用ワーキンググループ」を立ち上げた。そして、ABC分類におけるHp抗体の判定基準の見直しを含め、今後の運用法などについて検討した。協議した内容についてオープンフォーラムを開催し、広く意見を頂戴したうえで、新たなABC分類の運用法について提案する。