1988年(昭和63年)に久山町健診を受診した40歳以上の住民のうち、胃がんや胃切除の既往がない2,444人(男性1,016人、女性1,428人、平均年齢58歳)を14年間追跡した成績を用いて、胃がん発症予測モデルを作成しました(モデル作成コホート)。
14年間の追跡期間中に90人(男性66人、女性24人)が胃がんに罹患しました。
胃がん罹患と関連する危険因子について多変量解析を用いて解析した結果、統計学的に有意水準を満たしたのは年齢、性、H. pylori抗体とペプシノゲン検査の組み合わせ(ABC法)、HbA1c、喫煙の5項目でした。