食道がんは胃がんに較べて頻度が低く(約10分の1)、かつ、久里浜法(横山顕ら)の問診でリスクが絞り込めます。それゆえ、問診でリスクが高くない方は、食道がんになる確率がきわめて低いわけですから見逃しリスクも低いといえます。それでも心配な方には、はじめから内視鏡検査をうけさせるのがべストですが、頸部食道がんは通常内視鏡でもみつけにくいので、内視鏡検査を実施したとしても完ぺき(100%)ではありません。